愛情/love

モノに依存するのは誰にも頼ることができなかったから

少々オカルトチックなキャバ嬢が私にくれた言葉です。

線の細い、闇を抱えた、キャバ嬢というには陰気な女子でした。

昼キャバはバリエーションに富んでいます。

誰も頼る人がいなかったからじゃないですか?

私がお酒に依存する理由。

「たぶん誰も頼る人がいなかったからじゃないですか?」

こんなに腑に落ちる言葉は久しぶりです。

家族とも友人とも疎遠になり、誰も信じられず、憎しみと怒りをエネルギーにして生きていたあの頃…。

孤独で寂しい。理解されず辛い。誰にも見てもらえない。

誰も私に声を掛けてくれなかった。誰も。

頼れる人はいなかった。

正確には誰にも頼ることができませんでした。

怖くて。理解されないのが怖くて。

助けて欲しいって言えなくて。怖くて。拒否されるのが怖くて。

こんなとき…お酒が私を助けてくれました。

「依存」を「頼る」に変えてみる

「依存」ってなんかネガティブな響きです。

でも「頼る」ってことでるよね。

お酒に頼って生きています。

何かに頼ってなにが悪いの?

でもそろそろ

体の方が不調です。

言葉が出てこないことがあります。「明日」って言葉が出てこない。こわい。

仕事中に意識が飛びそうになります。二日酔いのせいでしょうか。

心の中が恐怖に起因する怒りで満たされています。

病院でいろんな検査していますが、検査するまえに酒やめろって感じですね。

でも医師は専門の分野以外は無視してきますから。

トータルで診ないと意味ないのにね。

お酒に頼るのをやめなければ、健康な生活ができなくなります。

糖尿病の経過もあまりよくありません。

幸せの土台。健康です。それがなければ充実した生活など望めない。

迷子の子供みたいに

お酒を飲まないとできなことなどない。なにもない。

お酒を飲むとできなくなること…なにもできなくなる。

健康がなくなるから。

頭ではわかっている。わかっていても…

それでも辛いときに助けてくれたお酒がやめられないんです。

今だって誰にも頼れないままの人間なんだから。あたりまえだよ。

人には頼れない。怖いんです。

でも、いつも誰かの温もりを激しく求めているんです。

迷子の子供みたいに

言霊をありがとう

言霊を私にくれた陰気なキャバ嬢さん。

もう会うことはないけど。ありがとうね。