ラジオから聞こえてきます。
「私たちはこの悲惨な出来事を絶対に忘れてはいけません」
「風化させてはいけません」
このセリフ、ただの決まり文句のように思えます。
時間は止まらない進み続ける
風化させまいとする行為は、時間を止めようとする行為に等しいです。
私たちは今を生きています。過去に立ち止まることはできません。
「風化させてはいけません」は「もうこれ以上なにも記憶するな」って言っているように聞こえます。
時間を止めでもしないかぎり不可能です。
それか真空パックとか冷凍保存とかで永遠に眠ってください。
100年たてば昔話
残酷な言い方かもしれませんが、どんなことも100年たてば昔話。
他人事です。だって当事者はおらず本当に他人の事なんですから。
でも昔話になることは、必ずしも悪いことではないですよね。
その出来事にもよりますが。
そういうものなんです
鮮明な記憶、一生懸命がんばって残せる人います?
記念碑があればできる?
カタチ有るものはいつかカタチを失うよ。
逆にがんばって忘れようとして忘れられるの?あの苦い記憶を?
できないできない。
そういうものなんです。
なんか私って冷たい人間ですかね?
UnsplashのAron Visualsが撮影した写真