病院でインフルエンザと診断されたその帰り道、私が一番欲したものとは。
キムラヤのパンとオハヨー牛乳
インフルの高熱で疲弊した体が欲しがったのは、以外にも普段はぜんぜん食べない「キムラヤのパン」と
「オハヨー牛乳」でした。
なぜ急に頭の中に現れたのか不思議です。
子供の頃は「キムラヤのパン」を「オハヨー牛乳」で流し込んでいました。
弱っているときに助けてくれるのは、やはり小さなころから慣れ親しんだ地のモノたちなのか…。
普段、菓子パンなら「フジパンの黒コッペ」、牛乳なら「明治おいしい牛乳」を胃に入れている。なぜだか罪悪感が…
デコれる
もしかすると「俺たちを思い出してくれよぉ~」的なヤツかも。ノンタックじゃないけど、高熱でパンの声が聞こえるようになったのかもしれん。知らぬうちにデコデコデコリンしているのかもしれん。
ハゲておデコが広がって、メガネを掛けなくても自動でデコれるレベルに達したのかも?「デコデコデコリン」を略して「デコれる」って言ったけど、装飾する意になっちゃった?たしかにハゲたおデコには装飾が欲しいのだけれども。
密輸
もしかすると、キムラヤのパンには幼少期に食べると一生虜になってしまうなにかしらの成分が含まれているのやもしれない。北海道へ嫁いだ姉のもとへ、母がキムラヤのパンを密輸しているのを私は知っている。
戦国時代
今まではアルコール女王が天下をおさめていた。お飲み物はアルコール中心。水は二日酔いをマイルドにするためのお飲み物だった。
2ヵ月前に禁酒した。強力だったアルコール女王の統治が終わり、メイン飲料になるべく次の覇権争いがはじまった。世に言う「お飲み物戦国時代」だ。
水、お茶、コーヒー、いちごオレ、メローイエロー。戦いは熾烈を極め…なかった。すんなり決まった。私は牛乳が大好きになっていた。
量こそ水に劣るが、なくてはならない一番大切なお飲み物になった。
牛乳王国が設立されてからというもの、私の体調はすこぶる良好になったのです。
簡単にいうと、小さい頃に慣れ親しんだ牛乳の良さを再認識すると共に、パワーをもらっているってこと。特にオハヨーから
いつの間にやら
インフルで熱が上がったり下がったり。下がったタイミングでここぞとばかりにブログを書いている。暇なので…
インフルエンザは神様が与えてくれた休暇。「少しは休めよ」とのことだ。
でもインフル休み2日目の今日、すでに工場のいろんなところと電話やLINEで交信している。「ちょっとは自分の頭で考えよ」って思うけど、可愛いから構っちゃう(笑)
でも家にいるので、いつものように手を貸してあげることができない。できそうなことは指示してやって、できそうにないことは応急的方法を指示する。家にいる方が頭を使うかも。熱上がるかも。職場にいて自由に動ける方がよっぽど楽だと思う。
よく考えると、平社員が役職のある人間に家から指示している…「逆だろ!」って思った。ナイスなツッコミだったのでひとりでニヤニヤした。
そんなこんなで仕事のことを考えていると、休み明けのことを考えてしまう。責任感が強いのです。仕事は待ってくれないのです。今週土曜日の休日出勤をダメ元で申し出ようと思っている。誰もいないから、感染する心配はないだろう。
月曜日に出勤してすぐにいろんな方面から対応を迫られると、イライラしてしまうかもしれない。生産現場、営業所、研究所、物流倉庫、材料調達先、いろんな場所から電話やメールやFAXがやってくる。病み上がりなので特に注意が必要。自分のことを良く知っているので、できる範囲でコントロールします。だから土曜日に体制を整えておく必要がある。
思い切って仕事を休んだけれど、休んだら休んだでいつもと違う試練があった。そんで私という人間は変わらないものだと思った。
休んでも仕事から離れられないのは、職場にいる人間のせいではない。私が招いた結果なのです。責任感が強いのではなく、人に嫌われるのが怖い私が招いた結果。誰からも好かれたい傲慢な私が招いた結果。
昔なら悲観的になっていたと思う。
今は違う。
そんな自分が好きになっている。いつの間にやら
あの頃のように
小さい頃に慣れ親しんだ味には不思議な力がある。それが具体的になんなのか…よくわかりません。自分の体にピッタリ合って、生命力をバンバン発生させているのかもしれません。
私には今、エネルギーがみなぎっていますね。
キムラヤのパンをオハヨー牛乳で流し込んでいた。あの頃のように…