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コモディティとは
コモディティ(Commodity)とは、一般に以下のような「商品」のことを指す言葉です。
- 原油やガソリンなどのエネルギー
- 金やプラチナなどの貴金属
- 銅やアルミなどの工業用金属
- 小麦や大豆、トウモロコシなどの穀物
- 木材
コモディティが高騰している
小麦、大豆、トウモロコシ
2013年以来の高騰をみせています。食用油や小麦製品は、今年に入って値上がりを続けています。
ちなみに私は実家暮らし、そんな変化には疎いのです。頭の切れる主婦は、すでにコモディティ投資を始めているかもしれません。主婦の皆さん、広告の安売りに惑わされず、コモディティの高騰に敏感になりましょう。
穀物などの値段が高くなることは、主婦にとってピンチかもしれません。しかし、投資の知識がある主婦にとっては、大チャンスとなるんです。
鉄鉱石
過去最高値を付けています。
私は、自動車部品工場の出荷担当をしています。受注はコロナ禍以前に戻り、忙しくしています。そんな中、商社から鋼材が入らないという情報が・・・
どんな仕事でも、経済とつながっています。と言うことは、あなたの身近にも投資に役立つヒントが隠されているんです。それを見つけるには、まず仕事を楽しむ余裕が必要です。変な話、仕事に100%の力を使っているようでは、大ヒントも見逃してしまうでしょう。
中国の需要が力強いのに加え、新型コロナ禍で落ち込んだ経済を回復させるべく各国政府が積極的な財政政策を打ち出していることが、いくつもの重要な原材料の価格を押し上げている。世界経済が「脱炭素化」に向かう動きも、原材料価格の上昇を促す要因の一つだ。
木材
木材価格は1年で3倍になっています。ウッドショックと呼ばれている状況です。
昨年(2020年)から木材価格が世界的に高騰して、木材不足が続いています。日本が輸入する木材も減っていて、柱や梁に使う住宅用木材も国内で不足するのではないかと不安が広がっています。
金(ゴールド)
2021年4月頃、YouTubeで高橋ダンさんが、「ダブルボトム、ダブルボトム」と連呼していました。下のチャートのように、「w」のような形を形成すると、トレンドが転換するというものです。
私は、テクニカル分析があまり好きではありません。テクニカル分析とは、チャートの形状などから、今後の値動きを予測するものです。あくまでも、過去の統計から予測されるもので、必ずそうなるという訳ではありません。
しかし今回に限っては、ダブルボトムを形成してから、100万円を買い増ししました。トレンドが転換して、また金価格が上がりはじめました。高橋ダンさんありがとう。
コモディティは配当を生まない
今はコモディティに魅力を感じていますが、長期的に継続して投資する気はありません。その魅力は、私にとっては期間限定なのです。
なぜなら、コモディティは株式や債券と違い、配当を生まない資産だからです。株式との相関が低いので、リスクの分散にはなります。しかし、株式のような成長性はありません。
コモディティの時代到来を信じて、期間限定で投資割合を増やしています。含み益が20%を超えたら、売却を検討します。状況をみながら、おそらく1、2年の内に、すべて株か債券に組み替えていくと思います。
投資信託でコモディティに投資
三井住友TAM-SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)
信託報酬(手数料)は0.275%と、金価格に連動する投資信託の中では最安だと思います。為替ヘッジなしのファンドもありますので、お好みで。金への裏付けはありません。
金に裏付けのあるファンドは、信託報酬が高いのでおすすめしません。唯一投資に値するのは、米国ETFの「SPDR ゴールド シェア(GLD)」です。経費率は0.40%です
金現物への投資も、売買にスプレッドがかかるのでおすすめしません。紛失や盗難のリスクもあります。
三菱UFJ国際-eMAXISプラス コモディティインデックス
「ブルームバーグ商品指数トータルリターン」という指標に連動しています。セクター別構成割合は、下のグラフのようになっています。信託報酬が0.90%と高く、長期で保有するには向かないファンドです。
コモディティ投資の占める割合は
投資信託の20%ぐらいを、コモディティ投資に向けています。
※2021/6/3現在。投資信託の特定口座のみを公開。
金は含み損をかかえていましたが、買い増ししたこともありプラスに転じました。コモディティインデックスは、17.85%の含み益が出ています。
円預金で17%の金利を得るためには、金利0.002%の定期預金だと「8000年」かかります(汗)中国4000年の歴史も真っ青です。もちろん複利で計算しています。
上記の内容を、素直に受け止めてください。円預金は本当に安全ですか?元本保証?減らないから、損をしないわけではないのです。
ある程度はリスクを負わないと、資本主義社会では負け組になります。いつも政治や経済に文句を言い、自分の思うようにいかない、不自由な人生を送ることでしょう。
話を元に戻します。
ほんの数ヶ月で17%の利益がでれば、もう万々歳です。しかし人間の心理は、もっともっとと欲を出すのです。底なしの欲は、誰もが生まれながらに持っています。それを認めて、折り合いを付けられれば、自由で豊かな人生に近づくことでしょう。
個別株でコモディティに投資する方法
一流の投資家は、投資信託で投資はしないそうです。それは、信託報酬などの手数料がかかるからです。そこで、コモディティに連動する個別株に投資をするのです。
金に連動する個別株は、金鉱株です。バリックゴールド(GOLD)や、ニューモント(NEM)などです。米国株投資になります。為替手数料、売買手数料がかかるので、私は好きではありません。米国株のポートフォリオは、日本の投資信託とは別ページになるので、資産を把握しにくいから嫌いです。
バークシャ・ハサウェイ率いる投資家、「ウォーレン・バフェット」は、コモディティの時代到来を見据えて、日本の5大商社に投資したそうです。(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅)
商社は「ラーメンから飛行機まで」といわれるように、食料から資源開発、エネルギー、化学、鉄など多様な商品、サービスの輸出入を手がけています。
私が、個別株でコモディティに投資しない理由は、ズバリ怖いからです。投資対象が分散されていないと、心配で夜もゆっくり眠れません。値動きが気になって、毎日確認するようになり、疲れちゃいます。
投資信託でリスクを分散していれば、ぐっすり眠れます。そのことを考慮すると、ある程度の手数料を払うのも納得できます。
投資に時間をかけないコツ
インデックス投資は、自動で積立設定するだけでOKです。しかし、今回のコモディティ投資のように、短い期間で利益を狙おうとすれば、投資判断を迫られる場面が多くなります。
そこで、投資判断の回数を減らして、投資に時間をかけない方法をお教えします。私は投資に時間をかけるぐらいなら、自己投資か娯楽の時間にします。
ポートフォリオを確認するのは週に1回
ポートフォリオを確認するのは週に1回、土日のマーケットが動いていない時にしましょう。ポートフォリオを見ると、目先の価格変動に翻弄されてしまいます。目先の価格変動は、ノイズだと思ってください。
投資判断は月に1回
私は、その月の最後の土日に、投資判断を下します。売買の注文を出すのも、その時です。
数日の間に、状況が大きく変わるような対象への投資は、疲れるのでおすすめしません。どうしても投資したいなら、お小遣い程度の金額にしておきなさい。
月に1回の判断で成り立つ、堅実な投資を実践しましょう。
売買単価を設定する
私は、積立ている投資信託以外の売買単位を「50万円」としています。50万円単位で、売ったり買ったりしています。そうすることで、投資判断の回数を減らすことができます。
少額を動かすのに、時間をかけるのはムダです。少額だと、感覚で売買してしまいます。50万円を投資するには、じっくり情報を集めて、月に1度のタイミングで見極めます。
これは私のルールですから、50万円である必要はありません。しかし、売買する単価は、高めに設定した方が賢明です。時間を無駄にせず、効率よく投資を楽しめ、投資判断に自信が持てるようになります。
売り時を決めて、それを守る
含み益が○○%になったら売る。含み損が○○%になったら売る。ストーリー通りに行かなかったら売る。いついつになったら売る。売る時のルールを決めて、それを守りましょう。
投資をはじめる時に、終わりまでのストーリーを思い描いてください。未来をイメージすることは、投資に限らず大切です。ストーリーが思い描けないのなら、投資するのはやめるべきです。根拠もなく「100倍になる!」とか、夢を見るのはダメです。勝手に妄想族にならないこと。
例えば
投資に月100時間かけて、10万円の利益を出すと、「時給1,000円」です。
投資に月2時間かけて、2万円の利益を出すと、「時給10,000円」です。
みなさん、どちらの時給がお好みですか?もちろん「時給10,000円」ですよね(笑)投資はお金に働いてもらうもの。自分は寝ているだけでいいのです。投資にせっせと時間をかけるのは非効率的です。やめましょう。
最後に
今回はコモディティ投資、アクティブ運用について投稿しました。インデックス投資だけではいろんな経験ができませんし、自分の采配を発揮する機会がありません。資産の一部で、ドキドキワクワクする投資を取り入れて、投資を楽しみましょう。
最後に決まり文句を。投資は自己責任でお願いしますね(^^)/