こんにちは。幸福の天鼠(てんそ)ブログの著者、天鼠です。
どんどん増えていく、この黄色い花は何!?
5月に入ると川沿いに咲き乱れるこの花は、「オオキンケイギク」という特定外来生物です。私にとっては、とても怖い風景です。私が子供の頃には、こんな風景はありませんでした。それが何食わぬ顔で咲き誇っているのですから、恐怖の一言です。強い繁殖力でどんどん増えています。
オオキンケイギクはどこから来たの?
アメリカ出身デス。日本は島国だからか、ほんわかした独自の生態系が成立したのかもしれません。外から来た奴らに、めっぽう弱いよね。しらんけど(笑)
オオキンケイギク(大金鶏菊、学名:Coreopsis lanceolata)はキク科の植物の一種で、黄色い花を咲かせる。北アメリカ原産の宿根草で、日本ではドライフラワーに利用されていたが、外来種として野外に定着して問題となり、現在は栽培が禁止されている。
特定外来生物ってなに?
特定外来生物とは、人の健康に悪い影響を与えるかもしれない生物。もともとあった生態系を、壊してしまうかもしれない生物のこと。
外来生物のうち、特に人間の健康や在来種の生態系などに害を及ぼす、またはその可能性があるとされる生物のこと。特定外来生物被害防止法に基づき指定される。
輸入・販売・譲渡・飼育・栽培・運搬などが原則禁止される。違反した場合、個人では懲役3年以下または300万円以下の罰金、法人では1億円以下の罰金を科される。
生態系の保護とか過保護とか
人とは勝手な生き物です。自分の都合で種をまいておいて、予期せぬ状況になると、生態系の保護だと言って消そうとします。「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を、最近よく耳にします。私たちが環境を壊したのだから、みんなで協力して何とかしましょう。
話が少しズレます。私は生態系に限らず、何でもかんでも保護しようとする人間を哀れに思います。変化を恐れているのです。昔を美化して、そのままの姿を残そうとあがくのです。「昔は良かったなぁ」と思い始めたら、年を取った証拠です。
歴史や伝統を後世に遺したいのは分かりますが、「そんなもんの維持費に税金使うなよ」と思うことが多いです。不用なモノは、遅かれ早かれ淘汰されるべきです。私たちが望む未来へ向けて、変えていかなければなりません。遺すだけでは足りないのです。
諸行無常の響きあり
諸行無常:万物は一つの状態にとどまらず、移り変わっていくこと。変化、消滅がたえないこと。
世に常はない「無常」なのです。1秒後には、世の中のすべてが変わっているのです。私の友達「ゴムの木」だってそうです。実際に1秒では、何の変化も感じません。しかし、8年で3倍の大きさになりました。ということは、刻々と変化しているということです。
回りくどい言い方になりました。私はオオキンケイギクを怖く感じています。しかし変化があること自体を、どうにかしようとは思わないのです。だって、すべてが刻々と変化しているのです。私にゃどうにもできません(笑)
平静の祈り
世の無常を受入れましょう。そして以前紹介した「平静の祈り」を、心の片隅にでも置いておきたいものです。
神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
ここでの「変えることのできるもの」とは、「自分の影響の及ぶもの」と言い換えた方が、わかりやすいかもしれません。
図々しくもこの祈りに付け加えて、「死ぬまで学ぶ姿勢を持ち続けて、変えることのできなかったものを、変えられるよう成長しよう」(^^)v
それではまた来週(^^)/