こんにちは。
取り乱してすいません。著者の天鼠(てんそ)です。
先日、工場長より職場の異動を命じられました。
今まで工場の現場で働いていましたが、来年からは事務職になり事務所で働くことになります。
帽子を被らない、被れない職場への異動…。これは私に対する解雇通告に他ならない。(被害妄想)
AGAの私はこのピンチを乗り切れるのでしょうか?
UnsplashのAlex Kotliarskyiが撮影した写真
Contents
AGAは勇者を生み出してきた
毛の生えていない頭頂部を公の場でさらけ出す行為。これはレベル99の勇者にしかできない技です。
この技をくらった相手は戦意を喪失します。「もう大きなダメージを受けてるのにこれ以上は…」そんな気持ちになります。
要は無敵なんです。
AGA(薄毛)は無敵の勇者を生み出してきました。逆にAGAにならなければ真の勇者になどなれないのです。
頭頂部のピンチは勇者になるチャンス?
AGAになったということは、無敵の勇者になるための1次試験に合格したのと同じことです。
ピンチはチャンス…。でもでもでも、2次試験で頭頂部の薄い部分に視線の雨あられはマジ勘弁です。
勇者への道は険しく悪あがき
やっぱり公の場で薄毛を公開したくはない!悪あがきします。
スーパーミリオンヘアーを検討
追い詰められて、ワラにもすがりたい気持ちになったことはありますか?
スーパーミリオンヘアーだと、一生背後の視線を気にして生きていかなければなりません。
そんな人生を送りたくはありません。
薄毛が目立たない髪型とは
今までは3mm坊主でごまかしてきました。しかし神様は私を見放しておられる。私の頭の形は、3歳児が作った泥団子並みに歪な形をしているんです。だから坊主にしても頭を隠したいことには変わりがないのです。
寂れた商店街の理容師に提案されたのが『ソフトモヒカン風スポーツ刈り』でした。薄い部分が長いスタイルなので、なかなかにカッコいいです。
でもやっぱり隠しきれません。
植毛はスポーツマンシップに反する
何度も植毛を考えたことがありますが、その度踏みとどまってきました。今回もです。
100万円仕事です。大阪まで行かないといけません。そして生えそろうのに1年ぐらいかかります。
ナチュラルを重んじる私にとっては、少々ハードルの高い選択肢です。
禁断のミノキシジルタブレット
何年か前にミノキシジルタブレット使った経験があります。その時は体毛がボボボーボ・ボーボボの多毛症になったため、一旦服用を中止しました。動機などの副作用もありました。
ネットの口コミではその発毛効果を絶賛するもの、危険性を指摘するものが半々ぐらいあります。塗布するミノキシジルに比べて発毛効果は高いのですが、副作用が出やすいです。
今回は医師のアドバイスで、ミノキシジルタブレット5mmを半分に割って服用しています。
私のAGA治療メニューはこんな感じです。
- デュタステリド
- 塗るミノキシジル
- 亜鉛サプリ
- 飲むミノキシジル(追加)
効果は…まだわかりません。
意図せずメンズ脱毛に通っていたことで、今回は多毛症になる心配はなさそうです。
帽子を被らない練習
スースーします。
ソワソワします。
キョロキョロします。
疲れます。
世界の中心で『無い』をさけぶ
今の私にピッタリのセリフを『世界の中心で、愛をさけぶ』より引用します。
大学時代に当時付き合っていた元嫁と、『世界の中心で、愛をさけぶ』を観たときのことを思い出します。
アキ(長澤まさみ)の坊主姿で笑っちゃった私を、元嫁は「信じられない」と軽蔑しました。当時の私にはデリカシーが無かったんです。
もしかすると…私はアキ(長澤まさみ)の呪いでAGAになったのかもしれません。
あきらめという名の勇気が
メンズ脱毛をはじめてこんな夢を描いた時期がありました。
「今までは体の剛毛たちを維持する力があったんだから、体の毛が薄くなったらその余った力で頭頂部が活性化するのでは?」
はかない夢でした。
「あきらめたらそこで試合終了です」とぽっちゃりとした人が言っていた気がします。
「あきらめが肝心」とどっかの誰かが言っていたような気がします。
神様、どうか私を人の視線などものともしない強い勇者にしてください。
神様、やっぱり勇者になれなくていいので頭頂部の髪を返してください。
神様、やっぱり髪はあきらめるので明日人類を一人残らずハゲにしてください。
神様、どうか私にあきらめる勇気をあたえてください。