前回の【血糖値を下げる】記事で「健康の為に適当に体を動かす」を紹介したので、もう少し詳しく紹介してみます。私が「毎日適当」にやっている運動は以下の3種類です。
1.朝のラジオ体操
2.夕方の軽い運動
3.入浴後の柔軟体操
上記の「毎日適当」の効果もあって、糖尿病でありながらインシュリン注射なしで「ヘモグロビンA1C6.0以下」をキープしております。
私は完璧主義です。私は面倒くさがりです。私は長続きしません。この性格は、何かを継続して取り組むにあったって大きな障害になります。趣味で始めた事が、いつの間にかストレスになっている事がよくあります。「やる」or「やらない」の白と黒しかありません。「やる」なら完璧にこなして高見を目指す。それができないなら「やらない」を選択する。
こんな自分の性格を理解して、思考パターンを意識的に変える努力をしました。試行錯誤している内に身に着いたのが「毎日適当」にやる事です。自分を客観的に見られる人は、自分を変える機会に恵まれ成長し続けられる人です。
1.朝のラジオ体操
職場で月~金までやっています。ラジオ体操を本気で5回やれば、1日に必要な運動量を満足できると聞きました。
土日はNHKEテレの「みんなの体操」やネット動画を見ながらやっています。「みんなの体操」は、ラジオ体操以外にも低負荷の体操が紹介されているので、私のお気に入りです。(後期高齢者かっ!)ラジオ体操第二までやると、寒い朝でも若干ポカポカしてきますよ。動画を見ながらやると、誰かと一緒にやっている気持ちになれて、継続しやすくなります。
2.夕方の軽い運動
初めはネット動画を見ながらやっていました。毎回同じ負荷のトレーニングが行えるので、自分の体力に合った動画の場合は問題ないと思います。しかし、自分の体力が追い付かない動画でトレーニングすると長続きしません。
動画はあくまで「トレーニング方法をリサーチするツール」として利用しています。私は「やっていて楽しい運動」「自分の体力にあった運動」をピックアップして実践しています。1種目の時間やトータル時間は決めません。決めると性格上長続きしませんから、決まりは毎日適当にする事だけです。
運動を楽しくする為に工夫している事があります。それは既存の動作を改良して、1回の動作を楽にすることです。
例えば腹筋は腕の反動を使わない方が、効率よく腹筋を鍛えられると思いますが、私は思い切り腕の反動を利用しています。だって楽だから(笑)ストイックに効率を重視してやるより、楽して回数を増やした方が運動していて楽しいです。マッチョにはなれませんが、健康目的であればこれで十分です。
3.入浴後の柔軟体操
「やっていて楽しい」「気持ちいい」柔軟体操を取り入れています。私は体が極端に硬いので、地べたに座ったり、寝転んだりする柔軟体操は一切やりたくありません。立ったままでできる柔軟体操だけ取り入れています。
「夕方の軽い運動」と同様に、1種目あたりの時間、トータルの時間は決めていません。くどいですが決まりは毎日適当にです。これをやり始めてから、のび太並みに寝付きが良くなった気がします。
これらの運動を毎日適当にやる事で、血糖値を下げる以外にも体に良い事が起こりました。デスクワークで目の疲れ、肩こり、腰痛がありましたが、今は殆どきにならないくらいまで改善しました。姿勢が良くなった。頭痛が治まった。痩せた。ご飯がより美味しく感じる。などなど挙げればキリがありません。
病院で薬を貰うより、マッサージを受けるより、ワンチャン「毎日適当運動」の方が無料でそれらに勝る効果を出せるかもしれません。誰かがこんな事を言っていました。「継続は力なり!」(終)