こんにちは。幸福の天鼠(てんそ)ブログの著者、天鼠です。
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新たな挑戦
2021年から始める挑戦を紹介します。それは家族に「誕生日プレゼントを贈る」事です。「それのどこが挑戦なの?」と言いたいのはよく分かります。
今まで私は、そういった習慣を軽視してきました。貰うだけ貰って、お返しができない人間なんです。相手の事を気にし過ぎた結果ですが、だからと言ってそれでいい訳がありません。
良好な人間関係を築く事ができないのを「境界性人格障害」のせいにしている自分がいました。そんな自分を変えようと、まずは一番身近な家族との関係にアプローチしました。
ブログのカテゴリーから見えた事
前回、ブログのカテゴリーを設定した時に気が付いた事があります。
12個のサブカテゴリーの記事数を確認したところ、1件も記事を投稿していないサブカテゴリーが3個ありました。
「家族」「知人」「勤労」で1件も記事が無い事から見えたのは、
「人間関係を無意識に敬遠している」という事です。
- 家族=家族との関係
- 知人=友人、知人、地域の方との関係
- 勤労=職場の方との関係
私が考え出したカテゴリーは、無意識を意識できるほどパーペキ(完璧)なシロモノなんです。自分自身に気付きを与えてくれる、そんな仕組みってすごいでしょ。
だからこの挑戦は、偶然にもタイムリーで的を得ているんです。
憎しみは自分を疲弊させるだけ
年明け早々に誕生日を迎える家族がいました。父親です。私と父には過去に多くの軋轢があり、今では一緒に暮らしながらも、年に数回しか口を利かない間柄です。
私は過去に「家族を憎む事をエネルギー源」に生きていた時期がありました。そうする事で自分が疲弊し、健康が損なわれていきました。「アルコール依存症」や「糖尿病」を患ったのは、丁度その頃の出来事です。
世界で一番気に障る存在である父親に好意を表すなど、私の感情が簡単に許してくれませんでした。それでも過去の経験から、妥協してでも何かしらのアクションを起こすべきだと食い下がりました。
ハードルを下げて少しでも前へ
実現可能な範囲で、プレゼントを贈る作戦を考えました。
- プレゼントだと悟らせない
とてもシンプルな作戦です。具体的には、
- 誕生日当日は避る
- プレゼントっぽく無い物をチョイス
- 無意識のうちに受け取らせる
この項目をすべて網羅する完璧な準備をしました。
「漬物はプレゼントのうちに入りますか?」
誕生日の1日後、私は百貨店に足を運び「高級な漬物詰め合わせ」を買って家に帰り、母に何気なく渡しました。
その日の夕食で、早速作戦は実を結びました。私が買ってきた漬物を、父親が何も知らず食べたのです。私はいつも通りの無言の食卓で「しめしめ感」を隠すのがやっとでした。万引きGメンが、犯行を完全に捉えた時のそれに近い感覚だったと思います。
他人は変えられないが「自分は変えられる」
父親の為に時間を掛けて考え行動した事は、私にとっては大きな進歩でした。今までは全てを父親のせいにして、父親が変わる事ばかりを望んでいました。
どんなに頑張っても他人を変える事はできません。そんな事に淡い希望を持つぐらいなら、早々に自分を変えた方がよほど賢明です。それを身を持って体験する機会になりました。
最後まで読んで頂き、有難うございました。