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親との関係が人間関係の礎(いしずえ)
生まれてはじめに出会うのが親です。親との関係性は、その後の人間関係を築く礎になります。年齢を重ねてからそれに抗っても、徒労におわります。
人間関係の悩みは、誰にでもあることです。しかしそこにエネルギーを使いすぎると、ひどく疲れてしまいます。願わくば柳のごとく、巧みにやり過ごしたいものです。
もしひどく人間関係で悩んでいるのなら、まずは親との関係を見つめ直して、親との関係を進展させることです。人間関係の悩みの根源は、親との関係性にあるからです。何歳からでも遅くはありません。親はいくつになっても親で、子供はいくつになっても子供です。親との関係に進展があれば、自然と人間関係での悩みも減るでしょう。
親との関係改善は自分との戦い
私の父は
傲慢で人の気持ちを理解せず、人に厳しく自分に甘い、呆れるほどの金の亡者で、甘ったれたお坊ちゃん。それが私から見た父の印象です。この世の中で一番嫌いです。
ぶっ〇〇してやろうと思ったときを、ランキングにしてみました。
- 大黒摩季の名曲「ららら」の弾き語りがうるさいとき
- 糖尿病で入院したときのお見舞が「5千円」だったとき
- 私の箸で夕飯を完食したとき
- 着信があり部屋を出るも、声が大きくて全部筒抜けのとき
- うつ病で苦しむ私を家から追い出したとき
父を憎む感情に抗ってみる
一緒に住んでいるのなら、一度距離を置くのが一番かもしれません。それでどうにかなるわけではありませんが、いったん退避してもう一度向き合える機会を待つんです。
できるだけ自分の感情を否定しないことです。憎いものは憎いと感じるのが普通です。なぜ自分は親を憎むのか、理論的に分析してみましょう。私は分析から「私と父はとても似ている」ことに気が付きました。ですがそれを認めるには、さらに長い時間が必要でした。
似すぎると付き合いづらいものです。相手から自分の嫌いな部分を見せられて、一緒にいても不愉快なんです。それがわかったところで対処方法などありません。しかし分かっているのといないのとでは雲泥の差です。
父を許せないと私は一生人間関係で苦しむ
実家に帰ってからそう思うようになりました。おそらく仲良くはなれませんが、父と私なりの付き合い方があるはずです。
以前は父を憎む自分と、父を許そうとする自分が私の中で戦っていました。今はその両極端な二人が中間点でうまく統合された感覚です。
父はスバルに行くときに私を誘う
なぜ誘ってくるのか分かりませんが、お互い車好きです。私が車を見るのが好きなので、誘ってくれるのかもしれません。もしくは営業マンと手を組んで、私にスバル車を買わせようとしているのかも。車を買うからいくらか出せと暗に訴えているのかも。
父はスバリストです。いい年してレガシーRSやインプレッサWRX、BRZに乗っていました。今回はWRX S4を購入しました。私もスバル車は好きですが、購入したことはありません。高額だし燃費も悪いし父と被るし…手がでません。10万キロ過ぎた5速マニュアルのジムニーが身の丈にあっています。
なんやかんやで父も私も、気が合わないなりの付き合い方を習得しつつあるようです。