ドーモ(^^)/
合理的だけど人情深いシンプリストです。
心温まる合理的思考を披露しようと思いまぁ~す。
シングルマザーM子さんの生き方に、合理的シンプリストがケチを付けます。
Contents
シングルマザーM子さん
M子さん(25歳)バツイチで幼い娘2人と3人暮らし。
いつも笑顔でポジティブ。
少々天然。
平日の昼はパートタイムで働き、週3回は夜のお仕事。
子供たちのために寝る間も惜しんで働いている。
ひとり親家庭でも、子供たちには不自由のない暮らしをさせてあげたいとのこと。
旦那は4年前に金絡みで蒸発。
最近やっと借金を完済したそう。
諸々の事情から、お金に対するコンプレックスが少なからずある。
「可愛いシングルマザーを応援する会」を発足させたくなりますね(笑)
民間保険が好き!?
いつも笑顔のM子さんですが、お金に対して漠然とした不安を抱えているように感じます。
それが感じられたのは、加入している民間保険の話になったときです。
驚きました。
生命保険、医療保険、がん保険、学資保険・・・毎月2万円以上保険料を支払っています。
漠然としたお金に対する不安を、保険に入って解消しているようです。
先に言っておきますが、民間保険は漠然とした不安を解消するために入るものではありません。
公的保険だけでは不足する部分を補うために加入します。
民間保険に入るなら、まずは公的保険について知る必要があるのです。
よくよく話を聞くと、M子さんは保険会社で働く知り合いに丸投げしていました。
保険募集人は保険のアドバイザーではありません。
保険を売るプロなんです。
保険募集人を悪く言っているわけではありません。
営利目的なので当たり前のことなんです。
自分にどんな保険が必要なのか?それは自分にしかわかりえません。
資産、収入、家族構成、ライフイベント、価値観など人によって違います。
保険募集人には顧客の価値観まではわからないのです。
だから、自分がわからないからといって保険募集人に丸投げするのはバカ者です。
提案はしてもらえばいい。
しかし、最終決定は自分でしなければ、できなければなりません。
一生懸命働いて稼いだお金を、やすやすと他人手に渡してしまうM子さん・・・ちょっと残念に思いました。
寝不足で頭が回っていないのかな?
お金に対するコンプレックスがあるのに、なぜこんなにもお金に鈍感なのか不思議なんです。
学ぶことでもっと豊かな生活が送れるのに・・・やっぱり残念に思います。
公的年金は嫌い!?
毎月支払う保険料より驚いたことがあります。
コイツ、公的年金の保険料を納めていません!
この幼い母親に、誰か年金の仕組みを教えてください。
死ななければ老齢基礎年金、死んだら子供のために遺族基礎年金、国民の生活を守る営利目的ではない保険です。
公的保険という土台は築かず、空中に民間保険というデカい家を建てています。
ラピュタです。
ムスカが来ないか心配です。
「年金なんてもらえるかわからない」だって!?
年金は積立方式ではなく賦課方式です。
私は高齢者の生活のために年金を納めている意識があります。
もし万が一自分がもらえなくても構いません。
高齢者を、国を支えるために納めます。
国民の義務ですからね。
合理的な温かさ
私は他人の価値観を頭ごなしに否定して、自分の価値観を押し付けることなどは絶対にしません。
そんなことをされた相手は不愉快になるだけだからです。
彼女にしてあげられることはなんなんだろう・・・
私は彼女に合理的に温かく伝えたいと思いました。
健康でいられるように
運動、栄養、睡眠が大切。
民間保険ではなく、まずは健康のためにお金と時間を使う。
お金のために健康寿命を切り売りしてはダメ。
そのお金で民間保険に入るなんて矛盾している。
変な話、死んだ時点で負け。
支払われた保険金で生き返ることはできません。
病気になったら負け。
支払われた保険金で健康は買えない。
もっと現実的に考えて欲しい。
死なないように健康第一で。
残すべきものはお金じゃない
死んだら子供に保険金が支払われけど、それでいったい何をしろと?
使い方も知らないのに。
傲慢だと私は感じる。
お金さえあれば安心だと思っている。
死なないことにお金と時間を使って欲しい。
なぜなら子供にはあなたが必要なので。
死んだとしてもあなたの存在が必要なので。
まず子供たちに残すべきものはお金ではない。
思い出を残してあげて
子供たちにとって大切なもの。
それはあなたと一緒に暮らす日常。
あなたの笑顔。
あなたとの思い出。
あなたに大切にされた記憶。
それがあれば強く生きていける。
お金なんてすぐに無くなる。
でも思い出はなくならない。
思い出はいつでも力になってくれる。
だから子供たちに今、思い出を残してあげてください。
優先順位
いろんな持病のある私だからわかることもある。
私は彼女に優先順位を提案した。
- 健康
- 思い出
- 公的保険
- 民間保険
彼女は笑顔で「睡眠大事だね」と言った。
彼女が理解できたのか?不明です。
でも、合理的って温かいでしょ(^^)v
最後まで書いて思った・・・
「子供を育てたことのないお前が偉そうに言うなっ」てね(笑)
そしてそれに反論した・・・
「でも育てられたことはあるわっ」てね(笑)