はじめてのホワイトデー
職場の女性からバレンタインにチョコをもらって、一度もお返しをしたことがありません。今年は心を入れ替えて、ストロベリー味のカステラをお返ししました。
自分の気持ちを相手に伝えるのは、とても恥ずかしいことです。けれども相手の笑顔を見ると、自然と心が温かくなります。
これからは、気持ちを伝えられるチャンスを大切にしようと思いました。人を笑顔にできるなんて、とても素敵だと思いませんか。
お返しをしたわけ
それは、今年からはじめた挑戦が大きく影響しています。その挑戦とは、家族に誕生日プレゼントを贈ることです。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、自分を変えるための挑戦と位置付けています。
私は20代の時に「境界性人格障害」と診断されました。詳しい説明は割愛しますが、安定した人間関係を築くことを苦手としています。障壁はありますが、私なりに人とのつながり方を模索しています。
心に余裕ができた喜び
お返しを渡す方法を、自然と頭の中でシュミレーションしていました。ミッションは、女子4名に自然にお返しを渡すこと。職場で変な行動をとると目立ちます。
シュミレーションの成果なのか、無事にお返しを渡すことができました。仕事をこなしながら、同時に緊張するミッションをやりとげ、疲労感の後に達成感が押しよせてきました。
以前は、仕事中に他のことを考える余裕などありませんでした。毎日が非常事態で、日常の業務に追われていました。今も忙しさは変わりませんが、業務以外のことに心を向けられる自分を誇らしく思いました。
義理チョコは恐喝ではない
以前に「義理チョコは合法的に恐喝する方法だ」と言った覚えがあります。この場をかりて、深くお詫び申し上げます。誰かのことを思って贈物をすることは、とても素晴らしい習慣です。
世の男子は「ホワイトデーは女子から笑顔をもらう日」と認識を新たにしましょう。